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加熱の回数では大差ない。

低温で作られています。

生をそのまま使っているから一度の加熱です。

よくこのような事を耳にします。

一般的なドライフードの場合3度熱が加わります。

原料の乾燥、エクストルーダー、殺菌

エクストルーダーは製品を作るために不可欠な工程。

殺菌はこれを怠ると販売できません。

最低でも2回は加熱はあります。

グレートライフはフリーズドライ原料ですから主原料は2回と他の原料が3回。

スマックは2回です。

1度などありえません。ガイドラインに違反しています。

ただ、加熱の回数は評価の対象にはならないはずです。

一度熱が加わり変性した分子は、次の工程でそれ以下の温度で

あれば、変化はわずかなものです。

それよりも、ヒートサイクルのプロセスが重要です。

化学の世界は机の上では1+1=2になるわけですが、その仮説を立証するため実際

実験してみるとなかなか2にはなりません。マイナス側へ振れる事が多いです。

それは、温度の上げ方や加圧の仕方によって違いが出ます。

各社その仮説に近づけるために実験を行い製造プロセスを作ります。

そこで、加熱回数が少ないのが良いというのは変な話です。

回数を増やしたほうが良い結果かもしれないし、回数をクローズアップしているは

疑問であり創造性が欠如しているように感じます。

話はちょっと違いますが、日本初の原子炉臨界事故、これも作業プロセスを無視し起きた事故でした。

規定量以上のものを混合すれば余分に熱量が上がるわけで、その熱で反応が促進され臨界。核は無機化学の分野であまり詳しくなのですが、実験をやったことがあれば、危険を想像できたのでは?と個人的には思っております。

プロセスというのはそれぐらい重要だということで、回数に拘る必要は全くないです。まともであれば、各社製造プロセスあるはず。

コスト的には作業工程が減るので安くなるはず、ドッグフード業界では逆に高いですね。変。

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