top of page

流れはグレインフリーだけど・・・

ドッグフードの現在の支流はグレインフリーです。

オリジンの出現により、『犬は本来肉食』という事でグレインフリーへと一気に加速したのだと思います。

確かに犬の口や歯は、草食のものではなくどう見ても肉食動物です。

理解できます。

何年前か忘れてしまいましたが、確かムツゴロウさんプロデュースのフードがローソンで発売されていたと思います。

「犬は肉食動物です。オオカミやコヨーテと同じように、その先祖は獲物を倒して食べていました。私は、アフリカやアラスカで、彼らが食べる現場を何度も見ました。まず、腸をひきずり出して、中身ごとむさぼります。ライオンなどは、それで満腹し、シマウマのロースやヒレを残すほどです。  腸の中のもの。それはシマウマたちが、消化した形で植物をためこんだものです。」「ムツゴロウさんの食に関するおはなし」より

これも理解できます。

他の動物達の力を借り、消化吸収しやすい形で摂取するのだろうと私は想像しています。

犬が吸収できない小麦粉などは別として、穀物=悪でもなく、肉食ではあるがバランスが大事だという事ではなのでしょうかね。

私は全ての月齢でグレインフリーを進める事はありません。

成犬にしか勧めておりません。

グレインフリーの特徴として、排便は固く小さくなります。

この傾向はメーカーを問わず全てのグレインフリーであります。

筋力の弱ったシニアは排便が辛そうです。筋力だけではなく内臓もシニアになっている事でしょうし、そういう子には吸収できる穀物の入ったレギュラーフード勧めています。繊維質を多く含んだレギュラーフードの方が排便もスムーズです。

仔犬にも勧めていません。

狼などは生後6週より離乳を行うわけですが、その時に食べるものは親が吐き戻したものです。当然消化しやすい形態であり、動物性蛋白はアミノ酸に分解され、植物性タンパクは草食動物の酵素により分解され吸収されるものに変化されています。

グレインフリーは体がある程度出来上がり、消化吸収できる酵素を持てるようになってから与えるべきではと考えています。

消化吸収できないものを与えても、消化不良を起こして下痢。下痢はしなくとも軟便で沢山排便をするだけで健康な体を作ることはありません。

仔犬はやはり十分にふやかしたフード、仔犬に合ったフードを与えた方が良いと感じています。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page