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災害とペット(避難編その1)


せっかくと言うと不謹慎ですが、実際に被災した時のペットとのあり方について記事にしてみました。

熊本は震度7の地震が2回。1度目の地震の際は、揺れている時間が短くさほど被害もありませんでした。翌日夜に起きた2度目の地震は、揺れの時間が長い上1度目の地震でダメージが蓄積していたので悲惨な状況になってしまいました。

ただ1度目の地震で、洋服 懐中電灯などは備えていたのが幸いでした。

地震の際ペットの様子は、発生直後よりすぐにゲージに逃げ込みます。

取り残された子は直ぐにゲージに入れました。

家で使っていたのはバリケンネルのハードゲージでした。

揺れている最中は色んな物が飛んできます。硬いゲージが犬達を守ってくれて安全です。

揺れが弱くなり辺りをライトで照らすと、割れた電球やガラスが散乱していました。家は何時崩れるか分からないので避難をしなければいけないのですが、ガラスや瓦礫が散乱しているため、犬達を素足で歩かせると怪我をする可能性が高いです。抱きかかえて避難する必要があります。

我が家は中型犬が3匹でしたので2回に分けて運び出せましたが、大型犬になると簡単ではなかった事でしょう。

大型犬を所有されていられる方は、その様なケースも想定されていた方がベストですが、実際どの様にするかは難しい問題です。

最初の避難先は先ず車でした。車はサスペンションが付いているため、飛ばされる様な大きな揺れでも振動を吸収してくれます。ベストではありませんが、家よりは安全です。ただし、駐車されている場所にもよります。

一番良いのは、何もない広い駐車スペースですが、カーポート下の駐車スペースでも大丈夫でした。軽いアルミの柱とアクリルの屋根のカーポートは揺れには強いです。

ピロティ構造で住居の下にある様なスペースはかなり危険です。

震源地付近ではほとんど柱が折れ車が潰されておりました。

危険度を5段階で表すなら4.5ほどはあると感じています。

最も危険で近寄ってはいけないものは空洞ブロックです。

重い上に脆く構造的にも不安定、潰されて亡くなった方や怪我をされた方も沢山いらっしゃいます。

普段目にも止めないし、考えもしなかったのですが、近所を見渡せば空洞ブロックで境を作られ方、フェンス、垣根、擁壁と様々な物があります。

コンクリート擁壁は高い安全が見込めますが、他のものには安全性はありません。

我々は犬を家族として迎え入れ、命あるものを守る義務があります。

予測もできない出来事でしたが、責任という意味では避難場所、避難ルートと危険度の判断は最低限必要であると感じました。

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